皆さんのご自宅の廻りには、放置されたままの空き家はないでしょうか？
今、住宅、住まいの問題の一つに、空き家の増加というカテゴリーがあります。
それは建物自体の構造に起因するものではなく、地価の高騰や生活スタイルの変化、核家族化など様々な要因によって引き起こされています。そしてその空き家の増加に伴う弊害は、倒壊などの危険、衛生面や美観上の問題、ひいては不審者が住み着くなど地域の方々にとっては看過できない問題をも孕んでいるのです。

国はこの問題に対して2014年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」を制定し、今年の2月施行されました。この法律の目的は、二つ。一つ目は特に問題のある空き家の是正、今一つは空き家の問題化の抑制です。

翻って、この東三河を見渡してみても、旧市街地の空洞化、山村地域の過疎化により、空き家は年々増え続けています。まだ、適正な利用方法もしくは適切なメンテナンスにより十分活用できる建物が放置されることにより、問題の根元であるかような扱いを受けるようになっていくのです。

私たちはこの問題について考えた時、空き家の問題化の抑制にこそ工務店の果す役割があると感じました。地域に根差した工務店が空き家を巡回し、管理する。問題を予見し、メンテナンスを促し、問題化を防ぎ、地域の美観を調える。
所有者にとっては、思い出の残るお住まいが資産価値を下げることなく維持され、地域の方々にとっては空き家が適正に管理されることにより危険リスクを減らし環境は健全に保たれる。また、荒れた空き家が増えることによって地域の評価が下がることも回避できます。

まさに、地域の空き家を見守ることは工務店の為すべき仕事だと思います。
イトコーは「ふるさと空き家プロジェクト」事業を立ち上げ、地域の方々と共に、ふるさとの家を守っていきたいと思います。

地域の生活者である皆様は、ぜひご指導ご鞭撻、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

株式会社イトコー　ふるさと空き家まもり隊
TEL0533-86-8887　FAX0533-86-8899

代表取締役 伊藤正幸